ルイ・マルの「Tiger Rag」
ルイ・マルの映画は、何本か観た。
一番有名な作品は、「死刑台のエレベーター」。
ルイ・マルは、マイルスを起用して、そのアドリブ音楽で映画にスパイスを与えた。
フランス人であったルイ・マルは、ジャンゴやグラッペリも愛聴していたのだろう、
「ルシアンの青春」という作品では、フランス・ホット・クラブ五重奏団、とくにジャンゴをフィーチュアーしている。
1978年の「プリティ・ベビー」という作品が公開されてから随分後にテレビ放映か何かで観た。
1989年「五月のミル」が公開された。
音楽は、わが愛するStephane Grappelli。
サントラは、即行で買った。
13曲目の「Tiger Rag」のイントロを聴いた時、すぐにどこかで聞いたメロディだと
思ったが、その場では思い出せなかった。
しかし、よくよく記憶を辿ってみたら、以前に観た「プリティ・ベビー」の中で聴いたことがあったのだ。
音楽監督(ジェリー・ウェクスラー)の指示でこの曲が使われたのかどうかは定かではないが、モーツァルト風に始まるイントロ。そして、ラグタイム調に変化。
これを覚えていたのは、ルイ・マルなのか、音楽監督であったGrappelliなのか、ピアニストで参加したMaurice Vander(モーリス・ベンダー)だったのか、いろいろ想像がふくらむ。
「Pretty Baby」Violet & Professor
Youtubeに「プリティ・ベビー」の「Tiger Rag」があったので貼り付けます。
そして、「五月のミル」の「Tiger Rag」
聴き比べてみてください。
どうですか?
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